「日経エンタテインメント!」2010年7月号

今のエンタテインメント、ヒットするものを分析するという雑誌・・・ですが
私は正直あまり好きではありません。
ヒットする前に「これがクル!」というのを当てれば意味もありますけど
既にヒットしたものに後付けで理由を考えるなら誰でもできるし
じゃあそれで分析して次にクルものを当ててる・・・わけでもないw
そんな薄っぺらい記事ばかりで埋め尽くされてる雑誌が特別定価530円て。



たかっ!!!



・・・と思ったけど娘。楽宴での紹介カキコもあり買ってみました。
実は今回こんな記事が載っています。



「アイドルグループ戦国時代」AKBブレイクで続々参入
インタビュー:篠田麻里子AKB48)、つんく♂スマイレージ



立ち読み(という名の購入検討の為の細かい中身検証w)をした結果
これは手元におこうと思いました。
つんく♂さんのロングインタビューは最近では珍しいかなと思います。
それこそ短いコメントだけなら「秋元さんおごって!」になってしまいますが(w)
インタビューなら本人が現状をどう考えてるのか理解できるかなと。


まずはハロプロエッグスマイレージに関する話。



「一般的な女子高性が好む髪型等をしたいかもしれないけど
ファンに求められる髪型、売れる髪型は違うことを理解できないと
このプロフェクトにいる意味がない。」といった講義もしている。
そうした中で認められて選抜されたのがスマイレージである。



ファンに求められる髪型・・・?
私みたいなヲサーン世代が好む髪型ということかw
このあたりの考え方はAKB陣営と多分違いますね。
AKBは良くも悪くも今風、でしょう。



「僕はモーニング娘。の頃から、
コンセプトありきでメンバーを探すことはなくて、メンバーを決めてから、
どうすれば相乗効果が得られるユニットになるかを考えるんです。」
「パターンにハメるとこぢんまりしたグループになってしまう。
むしろこちらの手に負えないと思うぐらい、
デコボコがあるメンバー構成にしたほうがいい。」



そしてCDが売れない現状について。



「CDが売れない時代になって
逆にスマイレージには何をやらせてもいいという環境にある。
シャ乱Q時代にビラ配りしてたように、彼女達もネット世代だからこその
人海戦術もできるのではないだろうかなと。」
「ただ、手が届きやすくなりすぎないように
ハロー!プロジェクト!のブランド力は保っておきたい。
昔のスターほど遠い存在ではないけれど
ステージに上がった時のスター性やカリスマ性は
ハロー!プロジェクトの軸なので、大切にしたいです。



スマイレージの一万人笑顔企画のことを言ってるのだと思いますが
特に重要なのは後段ですね。「手が届きやすくなりすぎないように」、
「ステージに上がった時のスター性やカリスマ性」というキーワード。
このあたりがハロプロ以外との違い、差別化ということでしょうか。
そしてそのハロプロ以外のアイドルグループの台頭についてどう思うか。



「いろんなお店があればしのぎを削ってサービスが良くなるように
お客さんにはチョイスが増えていいと思います。作る側は大変ですが(笑)。」
「急に音楽系のアイドルが増えているように見えるかもしれないけど
これまでもいなかったわけではない。
(CDの)ヒットのラインが下がって他の存在も見やすくなったのだと思う。」



マーケットの鍵は中2女子、というのがつんく♂さんの昔からの持論。



スマイレージも中学生ぐらいが聞いて面白いと思ってもらいたい。
しかも全員でなく、面白いものを嗅ぎ分ける力がある一部の人が
極端に反応するものを狙いたい。」
「後は釣り糸を落とす場所ですね。
昔は『ASAYAN』というみんなが来る『釣り堀』を持っていたけど
今はどこに降ろせばいいかわかりづらい。
何年か前は秋葉原だったんでしょうけどね。」



そして今後のスマイレージの展開について。



「1〜2年で勝負!でも彼女達はそのぐらいの可能性を持っている。」
「プロデュースのやり方は時代が変化しても大きくは変わらないです。
本物の歌をしっかり作って、パフォーマンスにしろトークにしろ
本物のエンタテイナーでないと国民が賞賛するアイドルにはなれない。

「ただ、CDを買ってもらうことだけがスマイレージを表現する場初なのかどうか?
ウェブも含めどうプロモートしていくか考えるのが今年の課題です。
スマイレージが形になったら次のグループも・・・いう構想があります。」



なるべく内容が変わらないように適宜省略しましたが
それでも長い引用になりました、申し訳。
いくつかツッコミどころもあるんですけど
全体としては「彼なりに色々考えて行動しているな」というところでしょうかw



特に「ハロプロのブランド力」という話は興味深いです。
私も以前の日記で書いたことがあるけど
タレントとあまり近づき過ぎるのはちょっと、ってのがあります。
あるいは長時間握手、とかもそりゃやるぶんには楽しいだろうけど
私の中で「鈴木愛理を私だけが独占していいものではない」とも。
愛理ちゃんはみんなに好かれてみんなの夢を背負って
みんなが幸せになるような歌を歌っていくべき存在であって
私ごときが私欲で独占して握手でガッツクとかしちゃいけないんですよ。


そのあたりの感覚は私にとって大事です。
むしろ今の高速握手ぐらいがいちばんちょうどいい距離感かもしれないです。
手の届かない存在だけど、でも一瞬でも触れ合って会話ができれば
それだけで幸せだし、彼女が現実の存在であるとの認識もできる。
物足りない部分はこのブログの妄想会話でじゅーぶん。ね、愛理ちゃん?



                          orz アレ?



それはともかく
つんく♂さんのところで省略した部分もあるし
スマイレージ篠田麻里子さんのインタビュー、
さらに先日の{MJ:アイドル大集合!」の放送を手掛けた方へのインタビューとか
なかなか面白い内容になってますので興味のある方はドゾー。



あと某所にレス的なものはアレなんですけど(w、
AKBの総選挙について、投票権はCDだけではなくて
FC会員枠とかモバイル会員枠などもあって
CDを買わなくともひとり最大3枠はあるそうです。間違い訂正。
あとスマイレージのCDは買いましたよん。
c/wが「凶悪さを抜いた3人祭みたいな曲」と言えば信用してもらえるかな?