10/17℃-uteミュージカル「悪魔のつぶやき〜アクマでキュートな青春グラフィティ〜」in全労災ホール(東京)

順番的には「三億円少女」から書くべきなのかもしれませんがなんとなくw
いちおうストーリーに沿って書きますが
一度でも観た人じゃないとちょっとわかりにくいかも。
ちゃんとしたレポを読みたい方は楽宴の現場の声PC版をご覧下さい(←をいw)。
なおこの公演は今週金曜日が千穐楽ですので「続きを読む」にしておきます。



冒頭、へヴィメタチックな重厚なロックバンドの音にのせて
℃-uteな悪魔たちが登場。
しかし悪魔とロックと言えば私的には聖飢魔Ⅱなんですが・・・。
ここで早速1曲。タイトルをつけるとすると「Go to (the) Hell!」かな。


そのあと天使たちが再び説得。
これがオペラ調、というか完全にオペラの発声で
このおふたりの天使はそっちが本業なのかな?と思いました。


で、悪魔のリリー(愛理ちゃん)が天使側に同意してしまいジ・エンドww
そしてご機嫌モードで天使の歌をマネするリリー。
これがまた「ハロプロきってのファルセットの使い手」(ウィキの解説より)らしく
見事にオペラチックに歌い上げて非凡なる才能を披露します。
リリーは基本的にとても性格のいいコで嘘がつけないというか
思ったことをすぐ口にしてしまうタイプのようです。
でも「悪魔」としてはそれはダメダメ、落ちこぼれというわけです。
実際5人で組んでてもリリーが原因で失敗すること数度、らしいw



あまりのふがいなさに天使サイドから「あいつらを人間界に出すな」とまで言われ
もう悪魔学校を卒業できない・・・かと思われましたが
校長先生(兵頭ゆきさん)のはからいで最後のチャンス、「試練」を課されることに。


ここで再び歌。タイトルをつけるとすれば「試練(シ・レ・ン)」ぐらいかな。
℃-uteメンバーが歌う部分で曲調が明るい感じに変わります
ポール・アンカの「ダイアナ」に似てる。メンバーが激可愛いw


試練が発表されるまで5人は自主トレーニング・・・というか
会社勤めの人なら「営業ロープレ」とか「接客ロープレ」と言えばよくわかるw
天使、人間、悪魔の役を演じながらトレーニングする、というもの。
この間、バックバンドがBGMでゆったりめのファンクを演奏してます。


1.道に迷った外国人に声をかけられた。どうする?
2.電車で座ってたら目の前にお年寄りが。席譲る?
2.捨て猫を見つけた。連れて帰りたいけどウチ飼えないし・・・。
3.お父さんが大事にしていたクラリネットを壊してしまった。
  ママからもらったクラリネット。壊れて出ない音がある(w。
  お父さんが探してる。正直に言う?


2.がふたつありますがここは公演ごと替わりのようです。
捨て猫役はなっきぃでこれまたハマリ過ぎww


結局は悪魔役のリリーが全部天使に同調してしまい失敗、終了・・・。
それでもリリーは「ヘンなおじさん」「カッパダンスもどき」な変な動きだの
イカイカイカン帝国」みたいなダジャレだのマイペースwww

そしてセレン(舞美さん)に
「悪魔に向いていないんじゃないか?」とまで言われる始末・・・。
ところでリリーのお母さんは有名な偉大な悪魔(?)だったそうで
リリーが若い頃に死別、でもとても優しい人だったそうで
リリーはお母さんの気持ちを知りたいから一人前の悪魔になりたい、とのこと。


ここでリリーのソロ曲。タイトルをつけるとすれば「Remember You」。
母を想う壮大なバラード曲。これが・・・凄かったんですわ。



さて試練とは?
まずは人間界に行き「ユリ」という女の子(村上東奈さん)と仲良くなること。
その後はおって連絡する、とのこと。
ユリは5人のダンスチームのリーダーでデビューを夢見て練習中。
そして℃-ute(悪魔チーム)はダンスバトルを挑んで合流&接触
ここがなかなかカッコよくて見所です。℃-uteの実力の高さが垣間見られます。


ユリには父親がいなく母が一人で育ててくれた、とのこと、
母は元ダンサーだったけど自分を育てるために辞めた。
だから母のぶんまで夢をかなえたい。
いっぽうリリーも自分の話をして意気投合。
「ユリは才能もあるし努力もしてるからきっと夢はかなうよ。
あとはチャンスを絶対に逃さないことだね!」「おう!」



というわけですっかり仲良くなれたわけだが・・・試練とは?
まさか「ユリの夢をジャマしろ。」とかだったらどうする・・・?
でもそのあと届いた校長からの指令はこうでした。
「明日ユリに大きなチャンスが訪れる。
なにがあってもユリの夢を応援しろ。これが最後の試練です。」?????


次の日。
有名なダンスユニット、エグイザル(←おい・・・)のメンバーが
ユリのダンスに目を留めて
「今追加メンバーのオーデをやっている。受けてみないか?」
「30分後に。時間厳守。」(←この時点でちょっとアヤシイw)。


その直後、ユリのお母さんが交通事故にあって病院に運ばれた。
命に別状はないものの今から精密検査とかなんとか。
母の元に行きたいけど、でもじゃあオーディションは・・・。


ここで天使が舞い降りて「お母さんの元へ。」と話しかけるも
ショックが大きすぎてユリには声が届かない・・・。


そしてふたたび℃-uteな悪魔5人が登場、でも・・・。
「・・・どうする?」
「リリー、好きなように言っていいよ。」
「そりゃ卒業できないのは残念だけど
 ここでお母さんほっといてオーディションに行けなんて言えないでしょ。」


ここでリリーは校長から出されていたクイズの答を語り出します。
結論だけ言えば・・・
「悪魔は反対のこと(悪い事)を言わなくてはならない。」
「悪魔は悪い事を言ってあげないと正しい判断ができない。」
「それでそのあとその人がどう判断するか?ということなんだ。」

ってところでしょうか。


で、ここも歌。タイトルは・・・つけにくいなw
歌詞は「目の前にあるチャンスを掴む事が大事。愛は小さいもの」
みたいな感じだったかな。
でも曲調的には明らかに愛のバラード。
愛理ちゃんソロから始まって全員へ。


結局ユリは母親を選びそのまま病院へ。
そして校長が登場。「よくわかりましたね。立派でした。」
「じゃあ・・・」「5人、無事卒業です!!」


大団円。
そしてカーテンコールは「皆さん起立!盛り上がりましょう!」で
「キュートな悪魔」をみんなで歌って終了。


考察。

つまりストーリーとしては


失敗ばかりの悪魔たち → 最後のチャンスです(もちろん難しいよ) →
確かに難しい → ああもうダメだ → 起死回生の一発 → おめでたう!!



これだけですwww
ただいくつか伏線も貼ってあって、例えばリリーの母親への想い。
クラリネットを壊しちゃったコント」で
どうせすぐ忘れちゃうよ、母親の形見でもそのうち忘れちゃうよ、
という流れに対して毅然と言い放ちます。



州´・ v ・)「忘れないよ絶対。ずっとずっと。」



これは天使に同調したというよりもリリーの本音、でしょう。
ここで劇全体がビシッと締まったというか
ただオモロイ「だけ」ではないなと感じたところでした。


あとは愛理ちゃんが楽しそうで何よりwww
ブログでも「時が経つのが早い」みたいなこと書いてるけど
そりゃあんだけ思いっきり気持ちを込めて歌って
ヘンな動きやりたい放題好き放題wwそりゃ楽しいでしょ。
愛理ちゃん推しとしてはお腹イッパイになります。


あとオイシイのはなっきぃかな。あのSキャラは新鮮かつイイ!
ちっさーの見せ場が極度に少ない感じですが
普段と全く違うおどおどキャラはかなりインパクトあり。
出番が少ないのに結構印象に残りました。