Buono!ミニアルバム「Partenza」発売

予定通り購入してきました。珍しく素早いレビューをw


HMVでの予約特典は「HMV店員衣装生写真」だったのですが
レジでローソン店員衣装とHMV店員衣装と「どっちにします?」と言われました。
せっかくなのでHMVのほうにしましたけど
ローソンと提携してるんだろうか?よくわかりません。



1.partenza〜レッツゴー!!!〜
冒頭のムーグシンセリードにのけぞりそうになるww
ローランドスーパーSAWキタ━━━!!とか
ローパスフィルターキタ━━━!!とか
シンセヲタとしてはお腹イッパイになりそうなアレンジなのですが
Buono!としては明らかに異色のサウンドと楽曲。
ボコーダーの使用で誰が歌ってるのかすらよくわからない。
クレジットを見るとこの曲のみプロデューサが違うようです。


個人的にはアリですがこれをライブでどう再現するのか?
カラオケパートとしてもかなり難易度高いと思われます。



2.雑草のうた
この曲が発表された時はかなり異色に感じましたが
「partenza〜」の後ではむしろホッとするwww
ただ音質が・・・アルバム新録曲はおおむね良好ですが
この曲と「JUICY HE@RT」は音像が少し後ろに引っ込む感じがします。
アルバムに入れるならせめてリマスタリングしてほしかったところ。



3.フランキンセンスΨ
やはりSI☆NAの忘れ形見のようです。
ただオリジナルよりは少しポップに、ビート感を強めにして
微妙にテンポを落としてゆったり歌えるようにしてる・・・かな?
もっとも元音源が無いに等しいので記憶との比較なんですが・・・。
ハロコンでオリジナルを見た時はもっとダークな印象だったんですよ。


今回のミニアルバムは3人のフィーチャリング曲があるということでしたが
この曲は雅ちゃんメイン、というかほとんど一人で歌ってます。
正直・・・思ったより結構ヨイ。やはり歌い手のレベルの差か。



4.My alright sky
「バラード曲が1曲ある」とのことでしたがこの曲のようです。
そしてバラードとなると予想どおり愛理ちゃんがメイン。
ここもメインというよりほとんど一人で歌ってます。
バラードと言うよりは少しテンポゆったり目のR&Bテイストの曲。
アレンジはピアノのアルペジオをメインにアコギ、B-3オルガン、
そしてフルート、ストリングスっぽい音(たぶんシンセ代用)など
案外アコースティック寄りのものになっています。
メロは譜割りが結構細かく、難易度がかなり高くなってますが・・・




鈴木愛理の底力を見た。




Over the Rainbow」などでも抜群の表現力を見せてた愛理ちゃんですが
こんな難しい曲をも歌いこなすとは・・・。
しかも愛理ちゃんの凄いところはこれだけ歌えるのに
愛理ちゃん自身が持つピュアさ、純真さも失ってないところです。

圧倒的な歌唱力で歌う人なら他にもいるでしょうけど
17歳の愛理ちゃんが彼女なりに精一杯歌ってる感も残ってる。
私の中でこの魅力は他の人では決して代替できないんですよ。


ハロコンでは時々カヴァーを歌いますけど
この曲を歌える人はかなり限られるでしょう。ってか無理でしょ。
ただ私が最初に聴いてあるシンガーを思い出してしまいました。



松浦亜弥



あややはこういう曲得意なんですよね。
結構合いそうな気がするんですけど。


この曲の作詞作曲、コーラスを担当されてる林よしみさん、
シンガーソングライターの方のようですが
これが初めてのメジャー提供曲とのことで
まだまだこれからの方、のようです。
ちなみに林さん自身が歌ってるデモ音源がこちら。


My alright sky : DEMO
http://www.youtube.com/watch?v=gsL07-aVatM


オリジナルから歌詞やアレンジ、コード進行などを少し変更しているようで
アレンジの面白さがわかるかも。



5.夏ダカラ!
この曲もBuono!としてはかなり異色ですが
アルバムの中で出てくると案外違和感ないw



6.キアオラ・グラシャス・ありがと
こちらは桃子メイン。やはり実質的にはひとりで歌ってる?


歌詞のヘボサが少々気に掛かりますが
曲調的にはこのアルバム新録曲の中でいちばんBuono!らしいw
アップテンポのロックな曲。
案外評価されてないところですが桃子の力強い声質が活きてます。



7.JUICY HE@RT
と言いつつBuono!らしさ、ではこの曲がイチバンかな。
でも音が悪いんだよな〜 orz



8.1/3の純情な感情
SIAM SHADEのカヴァー曲。
女性用にキーが変わってるだけで
アレンジ的にはほぼオリジナルを踏襲してると言ってよいでしょう。


これはオリジナルにどの程度思い入れがあるかにもよりますが
私はオリジナルは別に・・・なので普通にアリです。
ただ低いほうの音域が少し苦しそうなので
もう半音〜全音ぐらいキーをあげてもよかったような。


というわけで。

私的には大変楽しめました。
ただ全体的にかなりの実験作、かつ冒険作と言える内容で
従来のBuono!路線・・・青春ロック的なものを期待する人には
かなりキビシイというかキツイものになってるかと思います。


ただBuono!ももう活動4年、この夏で5年目に入ります。
特にメンバーが育ち盛りの時期と重なるだけに
音楽的にいつまでも同じ路線に留まってるのは無理なわけで。

例えば愛理ちゃんに絞ると愛理ちゃんが中1の時にBuono!デビュー、
そして「しゅごキャラ!」終了とほぼ同じ時期に
愛理ちゃんは中学卒業。ひとつの区切りを向かえます。
Buono!はポニーキャニオンと離別するもユニットはそのまま存続。
ポニーキャニオンを離れてからの作品は「雑草のうた」、
「夏ダカラ」そして初の(ミニ)アルバムとしての本作で
微妙に変化はしつつあったのがさらに加速、具現化したと。


とは言いつつ「ロック路線との離別」はさすがに驚きましたw
実際、ライブでどう再現するんだろうと思われる曲も・・・?

でも心を素にして聴けばそれぞれのソロ曲は
実は案外しっかりしてます。特に愛理ちゃんの曲は必聴!



それでもどうしてもロックがいい!、物足りない!という人は
同日発売のHANGRY&ANGRY+「レコンキスタ」を買いましょうww
実は私も買いましたけどなかなかヨイです。



(^▽^)「♪れこんきーすたー」


ちなみにc/wには「恋レボ」リミックス他を収録。
恋レボリミックスは全く別物になってて頭がクラクラしますw