【tub☆スピ〜チ!】第1話「やぐっちゃんが背負ったもの」

私の中で、機会をみて大真面目に書きたいことがいくつかあります。
楽宴メイン板でもいいのですが、やはりあそこは流れというかタイミングがありますので
自由に書くというわけにもいきません。このサイトを立ち上げた理由のひとつとして、
いつかそれが書けるかな・・・という想いがありました。
そういう割にはなんだか見覚えがあるタイトルだったりするわけですが(汗。
パクリではなくて、私としては敬愛の念をこめてるつもりです。
最初の「tub」のところをできるだけ早口で唱えるといい感じになると思います(w。
なお、長くなってますので(照)お急ぎの方は「結論」からお読みくださいませ。

FC限定DVD「Hello!Days Vol.8」(ネタばれ含みます)

FCイベントの内容を収録した恒例のDVD、
愛理ちゃんからの愛のこもったバレンタインチョコと共に(w)先週届きました。
イベントが3つぶん収録されているのですが、そのうちの1つが
矢口真里ファンの集いスペシャルヴァージョンinスタジオコースト」です。
これは昨年の10月に行われたもので、私も実際に参加できて楽宴のほうに
渾身の「現場の声」レポをあげさせていただきましたが、ホントに素晴らしいイベントでした。
このDVDではかなりの編集・カットが入ってるのが至極残念ですが、
それでもあの時の感動を思い起こすには唯一、かつ充分のアイテムです。
やはり最大の感動ポイントはラストの曲、です。


(一部要約してます)
「(私は)皆さんがご存じのとおりモーニング娘。を抜けた形になって
自分の中ですごく悔いに残った部分でもあるんですが、
私はこの曲は絶対に一生歌えないんだろうなあと寂しく思ってたんですけど、
今日ぜひともここで皆さんに聴いてもらって、
また新たに矢口真里、がんばっていこうかなと思いまして。」


そして流れ出したイントロは「Never Forget」。
つんく♂さんがハロプロに提供した星の数ほど存在する楽曲の中でも
孤高の位置に輝いていて、それゆえ安易に歌うわけにもいかない別格のナンバー。
やぐっちゃん、後半では涙を浮かべながら歌ってました。
彼女はいったいどんな想いでこの曲を選び、そしてここで歌ったのかと考えると
こちらとしてはもう・・・言葉にすらできない、ただ果てしなく涙が流れるだけ。


私が普段巡回してたりお世話になってたりする方々のブログやサイト、
あるいはそのヲタモダチ(リンク先)とか拝見していると、
もちろん推しメンや価値観(ex.ベリキューはいけるか否か?などw)はいろいろですけど、
ファンとしての立場や共通認識みたいなものは通じるものがあるというか、
それをお互い尊重した上で話ができる、もしくはしてみたいと思える方々です。
でもそのさらにリンク先のリンク先・・・までネットサーフィン(←死語w)してると、
ホントに・・・いろんな人がいるんだなあと再認識させられます。
ご存じのとおりやぐっちゃんはその後ハロコンにも無事復帰したわけですが、
それを快く思っていない方もまだまだおられるようです。
「歌うならもっと練習しる。下手すぎ。歌に対する真剣度が足りない。」とか、
もう「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」ぐらいの勢いのところもありました。

で、ようやく結論(←おせーなw)

やぐっちゃんを嫌う理由はもちろん脱退の仕方・・・娘。を見捨てた、無責任、
って事なんでしょうけど、
私はやぐっちゃんは娘。を守りたかったから「こそ」去ったのだと考えてます。
やぐっちゃんの脱退理由はいわゆる男性タレントさんとの半同棲発覚、だったわけですが、
もしやぐっちゃんが残ってたら、他のメンバーも風評に晒される危険があります。
「リーダーがあれだけお盛んなんだから下のメンバーも・・・ねえ。」(井戸端会議ふうに)。
彼女にとってはそれがいちばん避けたいことであり、耐えられないことであったはずです。
だからこそ「娘。には未成年のメンバーが多い」「リーダーを続ける資格がない」から
彼女は娘。を去った。他のメンバーを守るために。


確かにアイドルとしては軽率であったと思います。
でもその替わり、彼女は誰にも見送られずに娘。を去ることになってしまいました。
やぐっちゃん以前、あるいは以後の盛大な卒業式を見てると、
メンバーから、そしてファンからたくさんのメッセージや気持ちをもらって
みな幸せそうな表情で卒業していってます。
卒業生にとってはきっとそれぞれ一生の想い出になってるだろうと思います。
でもやぐっちゃんにはそれがない・・・
それこそが彼女が背負った最大の「罪と罰」であり、彼女自身の中で消えない傷跡なのだと。


上記の「Never Forget」で、その傷は少しでも癒せたのだろうか・・・。
過ぎてしまったものはもうしょうがないけど、取り戻せるものもまたあるでしょう。
ファンとしてはそのお手伝いができるととても嬉しい。やぐっちゃんの幸せはボクの幸せ。