℃-ute推しが語るごっちんアルバム「How to use Sexy」

初回盤を買いましたが・・・



黒髪ごっちん!!!
エロスとかよりそっちのほうが驚いた。かなりヒサブリじゃないかな。


このアルバム、いろいろな人の感想を見てると
ハロプロの枠を超えた!」「新境地に達した」みたいなものが多くて、
私も初めてひととおり聴いた時はそういう印象を抱きましたが、
じっくり聴き込んでいくとハロプロの枠を超えたようにはあまり思えない・・・です。
確かにこういうセクシー路線というかダークな音作りは最近少なくなっていますが
初期の暴走作品・・・「TANPOPO1」や「TAIYO&CISCOMOON1」あたりに比べれば
いやもう全然カワイイもんですw
「鬼才」田中直氏が10曲中5曲のアレンジを担当していて
サウンド的にかなりダークさ、マニアックさを深めてますけど
メロディーラインはつんく♂さんらしいフレージング、というか
ヴォーカリストごっちん」の良さが引き立つものを持ってきてます。
とりわけトラック1「How to Loneliness」、トラック5「ねぇ 淋しくて」などは
後藤真希以外のヴォーカルでは楽曲として成立しないような気がします。
まあそう言いつつも、このアルバムでは唯一明るい曲(?)である
トラック8「WOW 素敵!」を聴くとちょっとホッとするのもまた確かw


最近はとりわけベリキュー方面で才気を見せてる(w)つんく♂さんですが
むしろこういう路線のほうが本当にやりたい音楽なんじゃないかなって。

っつーかやっと本気出してきたな、という感じw
つんく♂では後藤真希のポテンシャルを引き出しきれない。」というような話も
以前よく出てましたが、ここまでのものを出してこられたら文句などございませんw
なっちやあややがだんだんと他人任せになっていくなか、ごっちんに関しては
曲の外注はあってもあくまでもプロデュースを堅持してきたつんく♂さんですが、
ここに来てやっとひとつの完成系、答えにたどり着いたような気もします


また、既発のシングルをこれでもかと詰め込む主義のUFWなのに(w、
タイミング的に収録されるはずの「今にきっと・・・In My LIFE」を外してるのは
やはり今回についてはアルバムのトータルコンセプト重視ということでしょうか。


唯一文句をつけるとすればトラック10「LIFE」のアレンジですね。
オーケストラのイメージをシンセサイザーで代用していて、その方法論はともかく
管楽器・・・ホルンの音色選択は絶対に間違い!ナマはこんな音しないぞ!!
(注;「奏法」としておかしい、という意味です)
何らかの効果を狙ったというよりもこれは明らかに勉強不足でムカッとくる。
ハロプロ系アレンジでこういう隙を見せるのは意外に珍しいし
ごっちんのヴォーカルが特にすばらしいだけに余計に腹立つ!


とはいえ、総じて完成度が高いアルバムだと思います。
アルバムタイトルほどエロティックな楽曲陣ばかりではないので
ぜひとも手にとって聴いてみてほしいですね。
特にハロプロを「音楽集団」として応援している人はなおさら、です。


それにしても・・・
たとえば10年後ぐらい、愛理ちゃんが23歳になる頃には
℃卒業はどうかわかりませんがおそらくはソロ活動もしてるでしょう。
愛理ちゃんがソロでこういう感じの曲を歌ってる絵を想像できないw
流し目などの表情作りとかすごく苦手そうw


州;´・ v ・)「・・・むずかしいなあ」