AKB48のじゃんけん大会。

あくまでも部外者としての感想。

企画としては面白いですよね。
総選挙をしたって結局勝つ人はある程度決まってくるし
ある意味マンネリ打破という意味でも効果的。
今回決まったメンバーを見るとまさに仕込みなし、ガチでやってるんでしょう。
まあそのガチさが面白い、スリルがある、
そして可愛い女の子が我を忘れてリアルに泣き叫ぶところを
ぜひ見たい（？）ってのはわかるような気がします。

でも私はこの話を聞いた時、そして実際にその結果を見て
「やはり自分にはAKB48は無理だ」と決定的に思いました。
いくらまゆゆが可愛くてもそれはそれ。

誰が歌っても、誰がセンターを取ってもどうでもいいなら
少なくともAKB48は「音楽をやるグループ」ではないですよね。
いや、アイドルに音楽性云々という話が
そもそも間違いというかお門違いなのかもしれないけど
ずっとアイドルにむしろ否定的だった私が娘。、そしてハロプロに惹かれたのは
「娘。は音楽をやるグループ」だからです。間違いなく。
上手い下手はこの際いい。でもどれだけ音楽への情熱があるか？ってことです。

そのあたりはメンバーの差というよりプロデューサーの意識の差、でしょうね。
どれだけメンバー達にその意識を落とし込むか、
そしてプロデューサー自身がどれだけこだわるか、ということ。
つんく♂さんはあくまでも音楽を世の中に発信したいと考えてるけど
秋元さんはその方法、手段には特にこだわっていないように思えます。

例えば梨華ちゃんメインの「ザ・ピース！」、よっすぃ〜メインの「ミスムン」、
彼女達がメインを務めたのは音楽的、そして見せ方として必然・・・というか
むしろそういう狙いで曲を作った、と思われます。
でも秋元さんなら「逆にしたら面白い。」とか考えるんじゃないかな。
そういう発想ができるのは凄いかもしれないけど音楽的必然性はまるでなし。

どっちがいい悪いという話ではないです。
ただ私自身はアマですがずっと音楽に関わって生きてきたので
音楽に対してひたむきな人に共感できる、ということです。
いろいろ思い悩んで、練習して、成長して行く姿を見るのが楽しい。
そういうコたちって本来のルックスよりもさらに美しく見える（ｗ。
ハートが表情に出てくるというか、輝きというか。

そして彼女達が将来もプロとして音楽、歌をやっていきたいのであれば
それを応援してあげたい、という気持ちもあります。
可愛いとか握手できるとかいうのは所詮派生的なものでしかありません。
そのあたりが私がハロプロ以外に興味を持てない理由・・・です。