「三億円少女」の話。

少しだけ。
細かい内容などは楽宴の「現場の声」レポをご覧下さい(←またかいw)。
特にUCさんのレポが凄いです。
全7種類の主役を全部ご覧になった(!)そうで
それぞれの主役の分析などもされており
内容的にとても信頼に値するものだと思います。



さていろいろなテーマを含んでいた劇、ストーリーでしたが
私の中で印象に残ったのはこれでした。


「自分が悪くない時は『ゴメン』って言ったらダメだよ。」


日本人って誰かに何かを頼んだりする時に
相手を気遣ってつい「ゴメン」って言っちゃうんだけど
ホントはそうじゃないですよね。「ありがとう」が正解。
この言葉がいちばん最初に発せられるのは
依子に部屋を譲って依子が「私の為にゴメンナサイ」と言って
それに対して一朗が「それはちがうよ。」という場面です。
この言葉に依子はいたく感動します。
このやり取りは劇中に何度か繰り返されますが
最後に出てくるのが一希(かずき)が旅館を去る時。



一希「ウチの家訓なんです。」



一朗が何気なく発した言葉を依子はずっと覚えていて
それが子に、そして孫へと伝承されていることに気がついた時
私は涙を流さずにいられませんでした・・・ orz 依子・・・



この劇は主役交替制という方式でしたが
なかなかよかったと思います。
当方は雅ちゃん&桃子の2種類しか見られませんでしたが
ふたりの演じる「依子」は微妙に違って面白かったです。
ただ依子が「田舎から出てきた昭和の純朴な娘」という設定からし
雅ちゃんよりは桃子に分があったなという感じです
(注:優劣ではなくてキャラとかヴィジュアルの方向性の違いです)
またたまたまですが観たのがこのふたりだったので
バイクにまたがるシーンでは私の中で「リアル恋愛ライダーキター!!」(w


実際問題として前回の「サンクユー〜」とはちがって
それぞれにそれなりに見せ場があるわけではなく
依子以外のキャラはぶっちゃけかなり脇役になってるので
誰かに主役を固定するといろいろ問題があったかも・・・?


あとはなんと言っても池田稔さん(現在の一朗役)の好演でしょう。
℃-uteファン的には「ルーム長」さんこと池田さんの演技は
情感がこもってるというかその気にさせられてしまうというか。
「依子・・・生きててよかった〜」では涙腺決壊・・・。


この舞台に参加した役者さんたちのブログでは
斉藤佑介さんことハカイダーさんのブログが凄いです。


http://ameblo.jp/saitoyusuke/entry-10680442125.html


もう・・・泣けてきますわ。
そして塩田さんのブログはもう言うまでもなひ・・・


http://www.otomugi.com/diary01/su2_diary.cgi#1823


隣りの丹羽多聞アンドリウさんが涙を流されていることに、
衝撃的にびっくりした


めっちゃたくさんでっかい仕事を手掛けているこのかたに
とって『三億円少女』は、吹き過ぎてゆくひとつのシゴト
じゃないんだ。そういう関わり方じゃないんだってことが、
(わかっていたけど)だめ押しみたいに、胸をつらぬいた



劇場パンフでアンドリウ氏が語っているんですけど
三億円事件」は死者もケガ人もまったく出なかったので
作り手として題材にしやすく、実際他にも多数作品になってます。
でも現実の犯人がもしまだ存命しているとすれば既に初老ぐらい?で
そのうち遺族が「実はうちの父親が・・・。」と名乗り出てくるかも・・・?
そうなればミステリー性、想像する部分が失われてしまうので
作るなら今しかない・・・と思ったそうです。
氏にとってもこれは大きなテーマで大きな仕事、だったのでしょう。



あとは・・・カリン様&ななみん萌え〜、ですわwww



  



カリン様の舞台というか劇は初めて見ましたが、なるほど天才肌というか
そんなに演技に詳しくない私でも惹かれるものがあるなと感じました。
そしてななみんはエッグメンといえど地方には来ないので
ナマで見ること自体が多分初めてだったと思います。
こちらはまだまだこれから・・・という感じでしたがとにかくカワエエ。
ハカイダーの脅迫にキャプと一緒にビビリまくるシーンは最高に萌えたww
なるほど某氏が「抱きしめてベロベロ舐めまわしたい。」と言ったのもわかります。



州;´・ v ・)「出入禁止、というか犯罪ですよ・・・。」 orz ダヨネ