東北東北地方太平洋沖地震、その時・・・。
実は当方、３日間ほど房総に旅行に出かけてました。
決して愛理ちゃんの実家を探そうなんてことではなくて
前々から予定していた親を連れてのバスツアーです。
3/10（木）
新幹線で東京→東京スカイツリー（車窓）→水戸偕楽園→
鹿島神宮→潮来（泊）
静岡付近では富士山が果てしなく美しく見えて
スカイツリーは噂に聞いてたけどやっぱりスゲー、と
天気にも恵まれツイテルな〜と思いつつ潮来入り。宿泊。
3/11（金）
（時刻はおおよそです）
08：00 潮来、水道12橋巡り（船頭付き）
10：45 ローカル線乗車（銚子電鉄）
11：30 銚子、地球の丸く見える丘展望館
12：00 犬吠埼灯台近隣にて昼食
14：00 九十九里浜有料道路〜トイレ休憩
これまた天気に恵まれ順調に行程をこなし
展望館ではまさに絶景！
そのあと九十九里浜を快適に走りトイレ休憩。
その次は「いずみ鉄道」に乗車、
「菜の花畑の中をのんびり走るローカル線体験」ということで
こちらも楽しみにしていました。
そしてその乗車する駅に向かって少し内陸に進みだした頃。
バスが浮き上がるほどの激しい揺れが。
本当にグワングワンって感じ。
周りの住人の方たちも家から出てきていたので
相当揺れたものと思われます。
ただその時は車内で「揺れたな〜」とか言ってて
九十九里浜にも津波警報が出て「私たちちょうどいいタイミングだね」
などとのん気な話をしていたのですが
いちおう情報を得ようとバスの中でテレビ（アナログ放送）を流して
そのうち画質ザーザーのテレビながら
徐々に、特に宮城〜岩手県あたりでとんでもない状況が映されて・・・。
展望館ではあれだけ美しく見えた海がなんてこと・・・。
それだけ揺れたのならおそらくその「いずみ鉄道」も
当然運行停止してると思われ（電話が通じず確認できない）、
そのうち海岸付近の道路が閉鎖になったのかみんなが避けたのか
道路が渋滞し始めたのもあり
その後の観光は全て打ち切って豊浦のホテルに直行することに。
高速も全く使えないので山道の県道を抜けて走り
そして21時過ぎに何とかたどり着いたものの
でもホテルは完全に停電中で飯ナシ風呂ナシ。
それはあらかじめ聞いていたので途中でスーパーに寄って
食料品などを調達しようとしましたが
近隣も当然停電してるので皆考えることは同じ。
いくらか確保できましたがかなり苦労しました。
ホテルに泊まったのに菓子パンやらスーパーの惣菜を食うことに。
もちろん泊まれるだけマシですが。
3/12（土）
当然ながらなかなか寝られないし、
そしてどうやら午前４時頃に電気が復旧したらしく
改めてきれいな画質のテレビで見たら・・・・・・・・。
あの惨状は本当に気の毒でいたたまれない気持ちになりました。
本来の予定は
豊浦ホテル出発→数ヶ所観光→
東京湾アクアライン、海ほたるで昼食→
小田原から新幹線で帰宅。
でしたが当然観光は全て取り止め。
状況が状況なのでとにかく小田原を目指して走ることに。
ちなみに豊浦は房総半島のほぼ先端なのですが
まだ高速道路が全滅に近かったので地道でひたすら戻ることになります。
最初２時間ぐらいはそこそこ走ってたのですが
コンビナートの大火事があった市原市あたりで道路規制があり
さらに道が限られてきて都心に向かうルートはもう大渋滞。
２時間で１キロぐらいしか動かん orz
とてもじゃないがこのままではメドが立たないので
結局JR千葉駅に向かいそこでバスを降り総武線快速で東京へ、
そして新幹線に乗るというルートにすることを決断。
総武線はいちおう動いていたものの間引き運転だし
成田エクスプレスとかは止まってるので超満員。しんどい・・・。
本来40分ぐらいだけどダイヤが乱れてるので１時間ぐらいかかったかな？
そしてなんとか新幹線の切符（もちろん自由席）を確保し、
12日遅くになりましたが帰宅することができました。
もちろん被災地の方々の心労に比べればなんでもないけど
それでもかなり疲れたのもまた事実で。
今日は１日後片付けとひたすら寝てました。
もちろん地震で亡くなったりするのも気の毒ですが
何とか生き延びてもそれでも今後の生活のことを考えると
本当に大変です。
私自身はそれほどでもないですが
身内には神戸の震災で体ひとつだけで焼け出された人もいるし
話を聞いただけでも壮絶としか言いようがないです。
月並みだけど「頑張って」としか言えない自分が情けない。
規模的にも神戸の震災を上回ってますし
国の支援とかもなかなか難しいでしょう。
今回は義援金とかちょっと協力しようかな、と思ってます。
あと正直なところ
原発の件がとても気になってるわけですが・・・。
想定外の地震とかそんなもん言い訳にならんだろうと。
原発は当然それだけのリスクも伴うわけだから
作るなら震度10でも耐えられるようにしろっつーの。
