デジタルコピーは劣化する?

直接ハロプロとは関係ない話ですが
前々回の日記のコメントでchi-yu-maさんから質問をいただいてて
コメント欄ではちょっと書ききれないのでこちらで。
ちなみに私はオーディオ&ビデオに興味はあるけどマニアではない・・・
というぐらいのレベルです。



「デジタルデータのコピー(=)ファイルコピーだから劣化なんてないでしょ?」


これが基本です。理論上は確かにそのとおり。
ただ実際にはメディア等に記録する時にデータが欠けたりするので
やはり劣化します。例えばプロの実験でこんなのがあります。


少し前のミニコンポではCD&MDがついていて
「シンクロスタート」などと称してあるボタンをひとつ押すと
CDが動き出してほんの少しMDが遅れて動き出してダビングできる・・・
という機能がついているものをよく見かけました。
で、オリジナルのCDをPCなどでコピーしてCD-R(1)を制作。
そのCD-R(1)をさらにコピーしてCD-R(2)を制作。
そのCD-R(2)をさらに・・・と作っていくと
CD-R(4)ぐらいでシンクロスタートができなくなるそうです。
つまりシンクロするための情報が途中で欠落してしまうということです。


そして実際音も劣化します。
私もオリジナルCDから車で聴く用にCD-Rを作ったりしましたけど
そのCD-Rをステレオにかけるとあまりの音質の悪さにビックリしました。
ちゃんと国産の割高なメディアだったし、もちろん非圧縮でやってます。
車用ならまだいいけどそのCD-Rを残してオリジナルCDを手放すというのは
ちょっと考えられないレベルです。
アナログの音の劣化は高音がこもる、ノイズが増える・・・という感じだけど
デジタルの音の劣化は立体感がなくなって平面的になるというか
音の分離感がなくなってギュッと詰まってしまう、という感じになります。



また映像の話でいくと
HDD/DVDレコーダー、最近はHDD/ブルーレイレコが主流になりつつありますが、
HDDで放送等を録画して気に入った番組、もしくは部分を
DVDなりブルーレイにダビングして残す、というのが基本的な使い方です。
そしてオーディオビデオの専門雑誌などのレビューを見ていると
もちろん機種、固体差もあるかと思いますが
元のHDDの映像と比べてDVDなりブルーレイへのダビング後の画質or音質が
ほんの少しだけ落ちる・・・こともある・・・ようです。


もっとも相当シビアなモニター環境での話ですし
市販されている商品をを一般人が使うレベルにおいて
オリジナルから1回だけのコピーなら全く問題ないでしょう。
でも「劣化しない」はウソ、だというのは覚えておいた方がよいかなと。



あとメディアの耐久性の問題もあります。
当方はデジタル(ディスク)録画をかなり早くから導入していて
おおむね2000年後半ごろからテレビの録画が残っています。
具体的にいうと3番目ぐらいに録ったのが「5期オーデ特番」ww
ちなみに当時はディスク1枚で1,980円(!)、キツカッタ・・・。


数年後、ある程度メディアの値段が下がった頃に
若かりし頃に大枚はたいて買った「めぞん一刻LD−BOX」(24枚組15万円)を
ヒマを見つけて順次DVDにダビング、そしてBOXは中古で売りました。
さすがにLDプレイヤーはいつまで使えるかという不安があったんで。
そして去年ぐらいだったか?久々に見ようと思って引っ張り出したら・・・



ディスクそのものがエラーで読み込めない  ○| ̄|_ ウソーン



もちろん直射日光とかありえないしちゃんとラックで保存していたものです。
おそらくプレーヤーとメディア、メーカーの相性とかもあるかと思いますが
よもや数年前のディスクが再生不能とは。かなり困った。
他の昔のディスクもいくつか調べたところ読めたり読めなかったり orz orz
また明らかに録画時にはなかった派手なブロックノイズがでたりとか orz
どうもウチの場合特にマ○セル社のDVD-RAMが相性悪いみたいで
マジな話、これどうしたもんだか。
アナログなら画質劣化してもなんとか再生できるんですけど
デジタルの場合再生すら不能になる恐ろしさ。
タマランナア。


とまあ結論としては
「デジタルだからと言って信用しちゃダメ!」ってことですね。



州´・ v ・)「つまりtubデジタルヲサーンと呼べと。」 orz ナンデ?