10/1ゲキハロ第11回公演「戦国自衛隊 女性自衛官帰還セヨ」inシアターBRAVA!(大阪)

まあそのおかげで劇中寝ずに済みましたが(←おいw)。


とにかく各方面で「死守セヨ」に比べてあまり評判がよくなく
またなおさんに会う度に「帰還はガッカリですよつまんないですよ〜」と
散々言われてたので(w)、ハードル低めに設定していたせいか
結果的にはまあまあ楽しめました。
ただもう一度見たいかと問われれば別にいいや、としか・・・。


実際問題として単体の劇としてはそんなに悪くないと思います。
ただ「死守」と対をなす作品としては正直かなりキツイ。
アンドリウ氏はこれでいいのかええのんか〜?

演技がヘタというわけではないし稽古も相当力入ってます。
ほふく前進や行進シーンなどはむしろこちらのほうが多く
合わせるのは相当苦労したはずです。やっぱり演出の問題かと。


気になったのは自衛隊員がお互い下の名前で呼び合ってること。
一緒に合宿訓練してきた仲間同士、という設定ゆえですが
常に名字(と階級)で呼び合ってる「死守」と比べると
どうしても緊迫感に欠けます。


そして結局のところ現代の働く女性、女性自衛官
戦国時代の政略結婚に茶々入れただけ、のストーリーであって
なにが戦国自衛隊やねん!という気がしないでもない・・・。
ただパンフレットを見ると「帰還」については「死守」と差別するため
自衛隊員が人を殺さない」というルールでやったそうなので
壮絶に人が死にまくる「死守」と比べると雰囲気が違うのはしょうがない。


シリアス場面はどうにも、ですが小ネタはそれなりに効いてました。
熊井ちゃんがバレーボール部員だったとかテキサスがどうとか
(わかる人にしかわからないネタですが結構会場ワロテタ)。
あとなんと言っても舞美さんが怖がり役というのが実に新鮮ww


タイムスリップ前は教官に告白できなかった知里(熊井)でしたが
戻ってきて同じチャンスで思い切って告白できた・・・というのは
彼女(たち)がそれぞれ強くなって帰ってきた、ということで
なんとなくシアワセな気分になるのは確かです。
そういうことも総合して考えると決して悪くない内容ですが
でもやっぱり「死守」と比べるとなあ・・・
DVDもたぶん買わないなあ・・・ということになってしまいます。